イマドキの設備機器【トイレ】 消エネに加え、機能面が充実 選択は掃除のしやすさを重視
- 2018/11/29
- ハウジング
新築やリフォームで欠かせないキッチンやトイレ、浴室などの設備選びに役立つ情報を伝える「イマドキの設備機器」。今回は、快適さはもちろん、除菌、洗浄機能、省エネルギーなど、技術革新が進むトイレを紹介します。TOTO和歌山ショールーム(和歌山市西高松)で話を聞きました。
便器は、すっきりとしたデザインで場所をとらずコンパクトな「タンクレス」と、タンクレスに比べて安価で手洗いも付けられる「タンク有り」に分かれます(写真下)。素材は陶器や樹脂が主。「最新の陶器は、陶器表面の凹凸を無くしガラスのように平滑にして汚れを付着しにくくしたり、便座ふちの返しを無くしたり、手入れがとても楽になっています」と説明します。
便座の暖房・開閉、脱臭、除菌水洗浄など、機能面が充実する一方で、節電機能を合わせ持つ商品がたくさん登場しています。洗浄においても、少ない水量でしっかりと流すのが今や当たり前。同社によると、約15年前、1回あたり13㍑必要だった水量が、3・3~3・8㍑と3分の1に節水されているとのこと。タンクレスが商品化された当初、低水圧のため難しいとされていた戸建ての2階やマンションなども、水圧に左右されず設置できるよう進化しています。
便器の色は、どんな壁紙とも合わせやすい白が人気。手洗いや隠し収納をはじめ、トイレットペーパーやタオルホルダーといったアクセサリー使いで、こだわりの空間づくりを楽しむ人も。
選ぶ際のポイントについて「日々の掃除のしやすさを重視して」とアドバイスしています。