光と影の演出で“特別感”をプラス
秋の気配が日に日に深まり、庭で過ごす時間も快適に。「照明を工夫して、夜のガーデンを楽しみませんか」と呼び掛けるのは、「タカショー」(海南市南赤坂)のプロユース企画部マネジャー・永田真弓さんです。シリーズ6回目は、豊かな屋外空間をつくる、庭や外構のライティングについて聞きました。
庭の光の演出は、照明器具の扱いや照度の選択、設置方法など複数の要素が絡み合って難しそう。費用も気になるところです。「家のライトアップというと、建物全体を飾る華やかなイルミネーションを思い浮かべるかもしれません」と永田さん。「植栽や外構を利用したシンプルなライティングでも、雰囲気が驚くほど変わりますよ。しかも、DIY感覚で気軽に設置できるものもあります」と話します。
例えば、シンボルツリーをアップライトで照らせば、浮かび上がる樹木の陰影が幻想的な雰囲気を生み出します。家の壁に植物の影を映すシャドーライティングはまるで影絵アートのよう。「プランターの寄せ植えにもライトを加えれば、いつもと違う植物たちの表情が見られます」と永田さんはアドバイスします。
門から玄関までのアプローチに沿って、パスライトを置くのもおすすめ。「足元を照らすので安全性が高まり、光が帰宅した人を迎え入れてくれるようなイメージが湧きます」。ソーラーライトを使えば、配線が難しい場所にも設置でき、コードが足にからまることもありません。
これらの屋外照明はホームセンターやガーデンセンターなどで入手できます。購入の際は漏電や防水対策の確認を。「弊社も、『ツリーを照らす』『道を照らす』など、用途に応じたライトやコントローラーなどのセット商品をそろえ、人気となっています」と永田さん。
ともす光で住む人を和ませる庭づくり。寒い冬が訪れる前に、挑戦してみませんか。
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