室内に流入する熱を軽減する効果も
日差しや紫外線が気になる夏のガーデンライフ。「日陰ゾーンをつくることで、暑い季節でも庭に快適な空間が生まれますよ」と話すのは、ガーデン・エクステリア関連製品の企画開発や販売事業を展開する「タカショー」(海南市南赤坂)のプロユース企画部マネージャー、永田真弓さんです。「エクステリア」シリーズの3回目は、日よけ製品の中でも比較的取り扱いやすい「シェード」について聞きました。
まず、シェードとは?「屋外に日陰をつくるための生地で、デッキやベランダなど場所に応じた取り付け部材を使って設置します。風通しが良いのも特徴の一つ。また毎年繰り返し使え、経済的なメリットもあります」と永田さんは説明。
シェードを選ぶときは、「生地の性能や機能を要チェック」と永田さん。「遮光やUVカットなど、生地の特徴がパーセントの数値で明記されているので、商品選びの参考にしてみては」。風通しを重視した編み込み生地は、見た目にも涼しげで人気があります。シェードの下で洗濯物を干す場合は、撥水(はっすい)性の高いものがおすすめだそう。「シェードは生地面積が広く、人目につきやすいもの。おうちの雰囲気に合ったカラーやデザインにこだわって、マイホームを彩ることも楽しんで」と、永田さんはアドバイスします。
また、「シェードは屋外だけじゃなく、室内の暑さを和らげる効果もあるんですよ」とも。「直射日光や、デッキ床や地面からの反射熱など、室内へ流入する熱の約7割は、窓から入り込むといわれます。窓近くにシェードを張ることで、室温の上昇を抑えたり、冷房の効きをよくしたりして節電につながります」。窓付近にシェードを取り付けるときは、「サッシ枠やシャッター、雨戸、外壁など取り付け場所の材質や形状に適した金具やフックを、販売店で必ず確認してくださいね」と、最後に話していました。
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