なりっちの0歳パパを育てよう「明日も元気でパパしよう!」

「どうせママがいいんだろう」とひがんでいるパパたちへ

A君は5月、B君は6月、そしてC君は8月と、私の周辺では結婚ラッシュが起きています。「近年、生涯未婚率が急上昇している」とか「生涯未婚率は圧倒的に男性が高い」といったニュースを目にしたばかりだったので、「あれは嘘?」と不思議に思っていたら、「平成JUMP(ジャンプ)だよ」と息子が教えてくれました。

アイドルグループの「Hey! Say! JUMP」ではなく「平成JUMP」とは、「平成を飛び越える」との意味で、「結婚をしないまま平成を終える昭和生まれの人」を指し、インターネット上で話題に。来年5月から施行される新元号までに「平成JUMPになりたくない」人たちが駆け込み婚をするらしいのです。

「結婚なんて、したくなったときに目の前にいる人とするだけ。理想の相手を追い求めてとか、大恋愛の末というケースは珍しい」との自論を持つ私は、妙に納得。結婚したい理由のシンプルさに感動さえ。

知人のH氏は36回お見合いをして、36回目のお見合い相手(1回目と同じ人)と結婚するという、かなりややこしいことをやってくれました。そして結婚が決まったH氏、「妥協したのではない」と力説。ならば、年月がたつ間に、お互いの好みや相手に望むことが変化していったのだろうねと。そんな風な結婚を大抵の人がしたのだから、パパとママになったのも大層な覚悟があったわけではなく、ハラハラ、ドキドキ、オロオロはいつまでも続きます。

子育てにプレッシャーを感じたり、「どうせママがいいんだろう」なんてひがんでいるパパには『ぜんりゃく パパへ』(講談社刊/編・講談社)がオススメ。138人の子どもたちからパパへの「ありがとう」「大好きだよ」「がんばってね」のメッセージが。子どもってよく見ているなあと感心したり、うるっときたり。間違いないのは、どの子も本当にかわいいこと! さあ、明日も元気でパパしよう!

名前なりきよ ようこ
なりっち
プロフィル絵本編集者として勤務後、渡欧。帰国後フリーに。保育所や小学校で読み聞かせを25年以上続けている。絵本creation(編集プロダクション)代表

子育て・教育

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