ついにCS開幕
名実況と迷実況の違いは!?
阪神、オリックスの優勝で、関西中が歓喜に沸いた先月中旬から約1カ月。ついにプロ野球のクライマックスシリーズが開幕する。各局のスポーツアナウンサーが、試合に向け、今さまざまな準備をしていることだろう。中でも、在阪局でレベルが高いといわれているのが、ラジオ局を持つABCとMBSだ。連日あるラジオの野球実況により、“魅せる”“聴かせる”アナウンス技術が鍛え上げられている。
一方、全国的に見れば、どこの局の誰とは言わないが、残念な実況アナも…。その人、いつも実況の間を詰め過ぎて、やかましいだけ。しかも、自身の感情も大声で爆発させるので、見てる方は試合に没頭できない。特にサッカー中継が多く、思わず音声をオフにしたこともあった。間を詰め込まれ過ぎると、2日目の揚げ物を食べたときのように、しつこく胸やけがする。実況は、揚げたての天ぷらのように、サクサクッとテンポが一番だ。さあ、関西2チームはクライマックスを突破し、59年ぶりの関西対決となるか。ビール片手に、胸やけしない揚げ物を食べながら、名実況に酔いしれたい。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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