規格化で一定水準の品質&性能を保証
夢のマイホームをかなえるために、慎重になりたいパートナー選び。シリーズ6回目は、「ハウスメーカー」の家づくりを紹介します。「パナソニック ホームズ和歌山」(和歌山市小雑賀)の和歌山総合展示場・木村哲也所長に、ハウスメーカーで家を建てるメリットや注意点を聞きました。
全国規模で展開し、知名度が高いハウスメーカー。その家づくりの特徴は「規格住宅」にあります。「部材の生産から設計、施工、建てた後のアフターケアに至るまでがシステム化され、品質と性能、サービスを一定水準で保証しています」と、木村さんは説明します。
住宅の軸となる構造や工法はメーカーごとに特徴があり、依頼先選びの参考になりそうです。「弊社の商品は、地震に強い鉄骨構造の『工業化住宅』。構造に自信があるので、万一の地震による建て替えや補修を最長35年も保証しています」と、木村さんは自社商品を例に挙げて説明。「工場で製造することで、品質の安定や施工期間の短縮にも努めています」とも。
一方、ハウスメーカーの家には基本プランがあり、工務店や設計事務所の家づくりに比べ、設計自由度が低くなる面も。フルオーダー住宅のプランもありますが、規格化された構造や工法をベースとした内容になります。「仕様や間取りの一部を自由設計できる『セミオーダー住宅』もありますよ」と、木村さんはアドバイス。「フルオーダーよりコストを抑えられ、規格住宅より家にこだわりを反映できます」と、その特長を付け加えます。
マイホームに長く住み続けるには、定期的なメンテナンスが必要。メーカーの中には、法律で定められた期間以上のアフター保証体制を整えているところも。「弊社では最長60年の長期保証も。顧客管理を徹底し、担当者が代わっても情報が引き継がれるため、一生のパートナーとしてお付き合いしています」と、木村さんは話していました。
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