親身になってくれる住宅会社に
これから家づくりを始める人向けに、展示場の見学から着工までの流れ・ポイントを紹介する「家づくりはじめの一歩」シリーズ。最終回は、「プランの提案・依頼先の決定」について、和歌山市内に注文住宅を建てたYさんにインタビューしました。
勉強会で家づくりの“いろは”を学び、モデルハウスを見て、完成・構造見学会に参加、OB宅訪問を終えたら、マイホームのイメージと依頼先が固まってくるのではないでしょうか。その次のステップが、「プランニング&見積もり」です。
「私たちは、2社から1案ずつプランを出してもらいました。とにかく予算ありきだったので、要望を聞き入れてもらうというより、予算内でできることを提案してもらった感じです」とYさん。最終的には、友人の紹介で訪ねたF社に決定。「友達の家に遊びに行ったときに、なんてステキなおうちなんだと。シンプルな間取りだけど、空間をうまく使っていて開放的で、収納スペースも多くって…。私たちの家も思った以上の案を提案してくれて、迷いはなかったですね」と言います。
関東出身で、東日本大震災をきっかけに和歌山で生活することを決意したYさん、家に関してはそれほどこだわりはなかったそうですが、高台の立地が絶対の条件。「土地探しも親身になって手伝ってくれました。また、高台の眺望を生かすために、リビングを2階につくってくれたり、夫がこだわった吹き抜けを形にしてくれたり…。家づくりは、人との相性、住宅会社の対応力も重要だと思います」と。Yさんは、土地探しに時間を要し、家づくりを考え始めてから着工まで約1年、着工から完成・引き渡しまで約4カ月。「消費税が8%に増税される時期で、工期も譲れませんでした」とも。
そして最後に、「最初、モデルハウスを見に行ったときは、(価格的に)注文住宅は無理と思ったんです。でも、結果的に予算内で建てることができました。まずは情報を集めて住宅会社に相談を」と、これから家づくりを始める人に向けてアドバイスしてくれました。
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