お部屋に差し色 多肉植物でグリーンライフ
- 2014/11/27
- フロント特集
冬になると、緑が少なくなって部屋の中もさびしくなりがち。そんなときは、個性豊かで鮮やかな多肉植物で部屋に彩りを。小型で育てやすい、“多肉”の魅力を紹介します。
メリハリの利いた水やりと、
日の光で育つ多肉
日々の癒やしとして、お部屋にグリーンを―。今注目を集めている「多肉植物」を生活に取り入れてみませんか。丈夫で扱いやすく、初めて植物を育てるという人にもぴったり。多肉植物専門店「カクタスニシ」の、出口ひとみさんと森さとみさんに話を聞きました。
主に砂漠や乾燥地帯で生育する多肉植物。葉や枝、根に水や養分を貯えます。形や色もさまざまで、なんと3万種類以上もあるとか。 「魅力は、生命力の強さ。他の観葉植物に比べ、手をかけなくてもきれいに育つのが特徴」と出口さんは言います。
多肉植物には、活発に成長する成長期と、活動が鈍くなる休眠期があります。種類によって異なり、春に成長を始めて冬に休眠する夏型、秋に生長を始めて夏に休眠する冬型、春と秋に成長する春・秋型の3種類。成長期は水をたっぷりあげて、休眠期は水をやらないのが基本です。あとはしっかりと日の光に当てましょう。
Q1. 水やりのタイミングはいつ?
A. 成長期は、土が乾いたとき。休眠期は、葉にしわができたら水不足のサイン。控えめに水をあげます。元気がなかったり、ヒョロヒョロと葉が伸びる場合は日光不足の可能性が
Q2. 置く場所はどこでもいいの?
A. 多肉植物は、太陽の光が大好き。できるだけ日の光が当たるところへ置くようにしましょう。直射日光でもOK
Q3. 今の季節、暖房の効いた部屋に置いてても大丈夫?
A. もともと温かいところの植物なので大丈夫です。逆に、温度が5度以下になる寒い場所は注意。水を控えましょう
おすすめ多肉植物 春・秋型
オーロラ
「虹の玉」の斑(はん)入り種。秋から冬に葉の全体がピンクに色づきます
樹氷
透明感のある淡い色合い。育てやすく、よく増えます
乙女心
マットな質感で、淡い緑色。秋から冬にかけて葉の先端から赤く色づきます
鬼ヶ城(おにがじょう)
よく日光に当たり、温度が低いほど、鮮やかな赤色に発色
虹の玉
全体的につやつやとした光沢が。秋から冬にかけて赤く色づきます
インテリアに溶け込む
多肉アレンジ
強い生命力を生かして
自由自在に飾りつけ
小さなポットに1種類だけ植えて飾るのもおしゃれですが、いろいろな種類を集めて寄せ植えをすると、より華やかになります。木工用ボンドを使って、壁掛け用の板やリースなどに植物を貼り付けるなど、季節に合わせた作品づくりも可能。「飽きたら解体して、土に植え直すとまた育てることができます」と森さん。生命力の強い多肉ならではのアレンジです。
組み合わせや使う器だけでなく、置き場所も自由自在。玄関やリビング、キッチンにトイレまで、さまざまな場所に彩りを与えてくれます。日陰に置く場合は、日当たりの良い場所のものと1週間くらいでローテーションさせるといいでしょう。
育てるおもしろさ、飾る楽しさを手軽に実感できる多肉植物。自分らしいグリーンライフをぜひ始めてみて。
電話 | 073(477)1233 |
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