懐かしさと日常を楽曲で表現
お菓子の起源とされる「橘(たちばな)」の木が、日本で初めて「六本樹の丘」(海南市下津町橘本)に植えられたと言い伝わり、その遺跡近くにある橘本神社には、全国でも珍しいお菓子の神様「田道間守(たじまもり)」が祭られていることから、“お菓子発祥の地”を名乗る海南市。市内の菓子店で構成する「海南市観光協会お菓子部会」が、“お菓子の街”をPRするテーマ曲を制作しました。
歌詞に使うフレーズは、市内の園児、小学生から募集。それをもとに、関西を拠点に活動するシンガーソングライターユニット「あやこと」(ayaho・前田琴音)が作詞・作曲を手掛け、親子で口ずさめるポップな「しあわせの味」と、慣れ親しんだ街の情景が目に浮かぶ「おかしのおとぎばなし」の2曲が完成しました。実は、海南市とは縁もゆかりもない「あやこと」の2人。「知らない街のはずが、初めて降り立った時、どこか懐かしさを感じました。曲には私たちの目に写った海南の街と、地元の人たちの日常を込めています」と話します。
「あやこと」と海南市をつないだのは、ロケーション撮影がきっかけで観光協会のメンバーと親交のある映画監督・永井和男さん。コロナ禍で映画・音楽業界が打撃を受ける中、ユーチューブの音楽番組を立ち上げ、映像技術を生かしつつ、ミュージシャンらに活動の場を提供しています。「まだまだ駆け出しの2人ですが、海南の方々が温かく成長を見守ってくれてうれしい」と永井さん。
楽曲は、ご当地ヒーローのテーマソング「カイナンマンのテーマ」「熊野來神エーワッショー」と一緒にCDに収録して、幼稚園や小学校などに寄贈。「給食の時間に流したり、運動会で踊ったりしてほしい」と観光協会理事の古田充司さん。10月17日(日)には、海南ノビノスで「お菓子の歌完成発表会」も予定されています(観覧は抽選制ですでに締め切っています)。
073(484)3233 観光協会
あやこと/しあわせの味
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はがきに〒住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒640-8557(住所不要)和歌山リビング新聞社「しあわせの味」係、またはメールでliving@waila.or.jpの同係まで。10月1日(金)必着。当選発表はCDの発送をもって代えます
お問い合わせ先 | 桂枝曾丸事務所 |
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電話番号 | 073(474)4315 |
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