ポップな音楽、かわいいダンス全国へ

「すわん江戸村」での撮影風景。舞台上の人たちも観客席に座る人たちも元気いっぱいダンスを踊って3台のカメラで撮影
お菓子の起源とされる「橘(たちばな)」の木が日本で初めて植えられたとの伝承があり、お菓子の神様を祭る橘本神社があることから、“お菓子の街・海南”で地域おこしに取り組む海南市。市内の菓子店らで構成する「海南市観光協会お菓子部会」が、昨年完成したテーマ曲「しあわせの味」にダンスや映像を加えたミュージックビデオ(MV)を制作しました。
振り付けを担当したのは、ダンサー・振付師でタレントとしても活躍するパパイヤ鈴木さん。海南市は鈴木姓のルーツとされていることから、“鈴木つながり”で依頼したところ、快く引き受けてくれたそう。「元気に! 楽しく! 力強く!」をテーマに、「ブガルー」のステップや「ヒップホップ」のリズム刻みなどが散りばめられたダンスは、子どもが歌いながら楽しく踊れ、パパイヤ鈴木さんらしさが現れています。
MVの撮影は、ロケーション撮影がきっかけで親交のある映画監督・永井和男さんが手掛け、「すわん江戸村」「黒江ぬりもの館」や大崎漁港などで行われました。オーディションで選ばれた、県内の小中学生6人を中心に、楽曲の作詞・作曲を担当した「あやこと」(ayaho・前田琴音)、同市のPRキャラクター「海ニャン」、地元のヒーロー「熊野來神(らいじん)エーワッショー」、劇団紀州の役者らが出演しています。
「長引くコロナ禍でイベントが開催できず、何か街を盛り上げるためにできることはないかと考え、オリジナルソングの制作に取り組んできました。逆にコロナ禍だから、『あやこと』、永井監督、パパイヤ鈴木さんの協力を得られたのかもしれません。ポップな音楽とかわいいダンスが海南市から全国へと広がっていってほしい」と、お菓子部会リーダー・野田智也さんは話していました。
MVは、ユーチューブ「あやことのナウナウMUSIC」で近日中に公開
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