おなかの秘め事を撃退 便秘対策
- 2015/1/15
- コーナー
- ココロとカラダのSOS
突然ですが、あなたの“お通じ”は快適ですか?なんだか腹部が張って重い感じ、2~3日くらい出なくっても平気、旅行などで環境が変わると必ず…など便秘に悩む女性は少なくありません。専門医にアドバイスしてもらいました。
Q どんな状態になれば便秘ですか。
A 数日間排便がない場合は“便秘”です。それに加え、毎日排便があっても残便感がある場合、試験や旅行など環境変化で排便困難な場合も便秘といえます。
Q 便秘を解消するにはどうすればいいですか。
A 水分を含んだ便は柔らかく、排せつされやすくなるため、水分、食物繊維を含む野菜や果物などの食品を摂取することが有効です。また、腸内細菌に働きかける発酵食品を取り入れたり、腸の動きを活発にする適度な運動もお勧めします。
Q 便秘薬の効き目は。
A 水分を多量に含ませるタイプと、腸の動きに刺激を与えるタイプがあり、多くの市販薬は両方を混合しています。刺激を与える成分が多いものは、次第に効き目が弱くなり、多量服用の心配があります。使用量や回数を必ず守ってください。
Q 病院に行く目安は。
A 食生活を柱とした生活習慣の改善を試みても、市販薬を手放せなかったり、便が細くなったら要注意です。便秘がきっかけでガンなど別の病気が見つかることもあります。女性の場合は生理周期によって腸の働きに影響することも多く、ストレスなどで症状が悪化することも。また、高齢になると男女比に差がなくなり、より身近な“病気”になるといわれています。
取材協力 | 取材協力=日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科部 |
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※次回は2月14日号掲載