おさぼり母さんのススメ
子どもの 自立心と思いやりが育つ
- 2022/6/16
- 子育て・教育
- "伝わる"ママの話し方
家事に仕事に子育てにがんばっているお母さん、子どもや家族のためにという気持ちが原動力になっていることでしょう。でも、“お母さんだからここまでしなくては”と、自分を追い込んでいませんか。こんなにがんばっているのに全然手伝ってくれない。少しくらいは休ませてほしい。そんなふうに思うこともあるのではないでしょうか。
実は、お母さんががんばるほど、家事はどんどんお母さんの仕事となり、 子どもにとってもお母さんがして当たり前になっていきます。 洗濯物を畳むのも食卓の片づけもお母さんの仕事。だから自分には関係ない、と思うようになるのです。
子どもが自主的に家族の役割としてのお手伝いをするようになってほしければ、まずはお母さんが少しサボってみるのがおすすめ。「時間がないから手伝って」「お母さんがご飯作る間に、洗濯物を畳んでね」、こんなふうに、どんどん子どもにお願いしてみましょう。
少し手間がかかりますが、最初は教えてあげることが必要です。家族としての役割だと認識するようになれば、だんだん自分で動くようになります。お母さんが少し楽をすることで、子どもの自主性が育つのです。
まず堂々とお願いすること。そして手伝ってくれたら、お母さんの素直な気持ちを伝えましょう。「ありがとう、助かったわ」という一言が、「お母さんの役に立てた」と子どもに喜びと自信を与え、自己肯定感を高めます。自立心と思いやりの心がどんどん育つことでしょう。
著者 | むらたますみ キッズコーチングマネジャー |
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監修 | 竹内エリカ 幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長 |
HP | https://momsknack.com/ |
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