いよいよプロ野球開幕
新型コロナで変わる中継とは?
待ちに待った季節外れの“球春”が、ようやく到来する。だが、当分はウィズコロナで、無観客の新たなプロ野球だ。中継する側は、球場入りするスタッフ全員に検温、マスク着用が義務づけられる。また、実況アナウンサーと解説者の間は、ソーシャルディスタンスで一定の間が。カメラマンの人数も制限されるので、テレビ局のカメラ台数が減り、球団のカメラ(阪神でいえばタイガースアイ)映像が多用されることに。大きく変わるのが、観客席の映像。今までは、選手交代、バッティング前など、何かと間を埋めてくれていたファンが撮影できなくなる。応援も風船もない。つまり間が持たないのだ。となれば、出てくるのが、前打席や好プレーの振り返りなどのVTRや、野球ゲームの画面のようなデータのCG合成だ。今までは、どのタイミングでどのデータやVTRを出すか、ひな形みたいなものがあったという。だが、今年のプロ野球は、そういった間を埋める“演出力”が如実に出る中継となる。各局の色がより濃く出るだろう。個人的には、11月には全局、虎色になれば言うことは無い
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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