いつも輝く笑顔 健康な私へ ワンステップ
- 2016/3/3
- フロント特集
自分の体についてよく知り、楽しく継続できる筋力トレーニングで健康的な暮らしを。いつまでもキラキラとした自分を目指しませんか。
いつまでも自立した生活を送りたい
〝健康寿命〞を伸ばすことが鍵
いつまでも健康で、毎日を生き生きと過ごしていたい。それは誰もが願うことです。わが国の平均寿命は年々伸び、平成26年は女性が86.8歳、男性は80.5歳。どちらも過去記録を更新した年齢となっています。
ところで、みなさんは〝健康寿命〞という言葉をご存じでしょうか。健康に日々の生活が送れる期間のことで、和歌山市は、その指標を「日常生活動作が自立している期間(介護保険の要介護度が要介護2〜5でない期間)」とし、平成22年の健康寿命は女性が82.2歳、男性が78.0歳でした(グラフ①)。
平均寿命と健康寿命の差は、つまり〝自立した生活が送れない不健康な期間〞。医療技術の向上や近年の健康志向の高まりなど、平均寿命は今後も伸びると予想されています。しかし、健康に過ごせない期間が長くなってしまっては本末転倒。これからは〝健康寿命〞を意識することが大切です。
高齢化に伴い要支援・要介護認定者数は年々増加。和歌山市も例外ではありません。要支援・要介護の構成比を見ると、「要支援〜要介護1」が約51%。日常生活の自立が難しくなる要介護2以上となる〝予備軍〞の割合は半分以上を占めています(グラフ②)。
一方、健康づくりについては62%が意識的に取り組んでおり、60歳以上になるとその数字は7割以上。意識の高さがうかがえます(グラフ③)。
健康寿命を伸ばすために、食事や生活習慣、そして病気など、さまざまな側面から考える必要がありますが、今回は健康に日々過ごすための基盤となる〝体づくり〞のポイントを探ります。
資料出典:和歌山市「チャレンジ健康わかやま~健康わかやま21(第2次)~」
はかって、知って、健康維持
楽しみながら続けよう
有酸素運動に加えて〝筋トレ〞を
大腰筋と大腿四頭筋を鍛える
健康寿命を伸ばすには、どんなことに取り組めばいいのでしょう。
和歌山県と協働し、介護予防のための運動プログラムを開発してきた和歌山大学教育学部の本山貢教授(写真)に聞きました。「年を重ねると筋力が低下します。弱っていく筋肉を鍛えるためのトレーニングと、脳梗塞や心筋梗塞なども含めた循環器病予防のための有酸素運動も欠かせません」と、本山教授。近年、ウオーキングに取り組む人が増えていますが、「歩くだけでは筋力の低下を防ぐことはできないんですよ」と指摘します。
筋肉は、瞬発性に優れた「速筋(そっきん)」と、持久性に優れた「遅筋(ちきん)」で組織されており、加齢により衰えやすいのが速筋。「遅筋は有酸素運動をすると使われますが、速筋は意識して動作を行わないと、その筋肉量は減るばかり」とも。
高齢になるとつまずきやすくなったり、転びやすくなるのは、こうした特に下肢の筋力の低下によるもの。「腰椎と大腿(だいたい)骨をつなぐ『大腰筋(だいようきん)』と太もも前面の『大腿四頭筋(しとうきん)』、太もも裏側の『ハムストリング』が弱ることで、膝を上げづらくなったり、歩く機能が衰えたりします。また、大腰筋が弱ると高齢者に多い腰痛の原因にも」と、解説します(図参照)。
楽しくコミュニティーで継続すること
〝有酸素運動〞に加え、これらの筋肉を意識的に鍛える〝筋肉トレーニング〞に取り組むことが、健康寿命を伸ばす体づくりの秘けつ。そして、継続することが重要なポイントです。
「〝筋トレ〞は地味でハードなイメージがあって続かないことが多い。年齢や体の状態に合わせた適切な運動プログラムにすることと、一緒に楽しめる仲間を作ることが、継続の足がかりとなるでしょう」と、本山教授はアドバイスします。
さらに、こんな興味深い話も。「音楽を聴きながら運動をすると、脳の前頭葉(ぜんとうよう)、特に前頭前野の血流が増え、活性化することが実験で分かりました。さらに、声に出して歌うと、もっと活性化するんですよ」。前頭葉は、認知症などの脳の老化に関係が深い場所。楽しく歌いながらトレーニングに取り組むことで、認知症の予防にもなります。
やりがいや喜びを見つけて、継続できる運動に取り組みましょう。
健康総合企業のタニタに聞く!
健康的な体を作るには
長年“健康をはかる”をテーマにさまざまな健康計測機器の製造・販売を行ってきた、健康総合企業のタニタの開発部・深山知子さんに聞きました。
1 “体組成”=体は何でできているかを知る
体組成計を利用すれば、体重計や体脂肪計では分からない筋肉量や内臓脂肪レベル、基礎代謝量などを知ることができます。体組成のバランスが悪いと、生活習慣病や体調の乱れにつながることが。細かな情報を得ることによって、食生活の見直しや、間違ったダイエットを防ぐことができます。毎日はかって自分の体の状態の変化をチェック。日々の生活で起こるわずかな差が大きな変化をもたらすことも。体重の増減ばかりを気にするのではなく、体組成のバランスをとるということを意識して。
2 健康寿命を伸ばす
立つ、歩くといった日常的な動作で使う筋力の衰えには、筋肉量だけではなく、筋肉の質(状態)も影響するといえます。筋線維が密な状態であるのか、脂肪や水分が多いのか、“筋質”に注目。継続的な運動で筋質の低下を防ぐよう心がけましょう。タニタの体組成計「インナースキャンデュアル」は、筋肉量だけでなく筋質をはかることが可能です(下記参照)。
3 運動能力を維持するために
運動をするにしても、一人ではなかなか長続きしないもの。スマートフォン用アプリを活用して、手軽に健康管理を。タニタの通信機能を搭載した体組成計と連携し、計測データをグラフ化してチェックできる「ヘルスプラネット」(下記参照)、ダイエットをイケメンキャラクターがサポートする「シェイプアップ応援ゲームねんしょう!フォー・ガールズ」など、ユニークなアプリが多数。
タニタの体組成計で“健康をはかる”
人によって、健康的な体の作り方はさまざま。まずは、あなたもはかることから始めてみませんか。タニタが開発した、最新鋭の商品を紹介します。
3月23日(水)、プレオープン!
女性専用30分フィットネス「フィッツミー和歌山店」
和歌山リビング新聞社は、体組成計、活動量計など「健康をはかる」をテーマに商品の製造・販売を行っているタニタがプロデュースする、女性専用30分フィットネス「フィッツミー和歌山店」をオープン。「正しく、はかって、知る」ことを大切に、楽しく気軽に健康的な体づくりを目指します。詳しくは3月12日号で。
無料体験会の参加者を募集中
3月23日(水)~4月12日(火)のプレオープン期間中、無料体験会を実施します。現在、参加者を募集中です。一人一人のカウンセリングを行うため、事前に電話予約を。所要時間は約40~60分です。
また、オープニングキャンペーンとして、5月31日(火)まで入会金(通常1万800円)と初月会費が無料に。まずは、気軽に無料体験会に参加してみませんか。
申し込み・問い合わせ | フィッツミー和歌山店 |
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電話 | 073(452)0011 |
住所 | 和歌山市北島453ノ47(ガーデンパーク東エリア) |
営業時間 | 【月~金曜】午前10時~12時半、午後2時~8時 【土曜】午前10時~午後2時 |
定休日 | 日・祝日 |
ホームページ | http://fitsme.living-web.jp |