あのピンポ~ンは
なぜ、鳴るの!?
テレビCMの最後に流れる「ピンポ~ン」という音を聞いたことはないだろうか。あれらは全て薬のCMの最後に鳴る効果音で、「使用上の注意をよく読んでお使いください」という文言とセットで流れている。実は、あの「ピンポ~ン」は規制なのだ。厚労省と業界団体の申し合わせで、「視聴者の注意を喚起するような音声等も併用する」と決定。“音声等”がピンポ~ンとなった。このようにCMにはルールがあり、知らないうちに刷り込まれている。
例えば、洗剤のCM。「99%洗浄」などと決して100%とは言い切っていない。なので、油汚れを落とすCGも、端っこに微細な汚れが残ったままにしてある。これは歯磨き粉や除菌商品のCMなども同様で、断定的な表現を避けているのだ。一説によると、企業側が「100%落とせるわけでない」という逃げ道を作っているとか。また、購入者のクレームから避けるためだともいわれている。ということで、この場もあえて「一説によると」や「いわれている」と表現をぼやかしているので、これ本当!?などとクレームは入れないように。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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