『見栄を張る』が念願のDVD化 いつかアメリカで作品を
- 2020/2/20
- コーナー
- LIVING Selection in 和歌山
海南市や紀美野町、有田川町で撮影された映画『見栄を張る』で一躍有名になった、今注目の若手映画監督・藤村明世さん。同作品がDVD化され、このほどPRのために和歌山に。「メジャー作品ではないのでDVD化は難しいと思っていましたが、私自身、好きな映画は手元に残しておきたくて…。『見栄を張る』も誰かの“手の中”にあったらステキだなと思って、積極的に営業活動をしました」と話します。東京都出身で同作品を撮影するまでは、和歌山とは縁もゆかりもありませんでしたが、当時の撮影スタッフらとは今も、「ただいま」「おかえり」の関係。「和歌山は空気がきれいで、人が温かくて、山も海もあって…、撮影が終わってからも何度か遊びに来ています」と。
同作品の撮影後、憧れでもある是枝裕和監督が製作総指揮を務めるオムニバス映画『十年 Ten Years Japan(テン・イヤーズ・ジャパン)』の一篇『その空気は見えない』の監督に抜擢。「その作品づくりで、タイや台湾の若手映像作家の仕事のやり方を見て、海外に目が向くようになった」と、昨夏、拠点を米・ロサンゼルスに。「今は知り合いの作品を手伝ったりしながら、語学を含め、さまざまなことを勉強中」なのだそう。「いつか米国で長編映画を撮ることが夢かな~」と目を輝かせます。
関連キーワード