「直虎」は大河ドラマの
ジンクスを打ち破れるか!?
今年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」。主演は柴咲コウ、脚本も制作統括も女性という、まさに女性づくしの大河だ。実は、大河ドラマには悲しきジンクスが。平成20年の「篤姫」を除き、「花燃ゆ」や「八重の桜」など、女主人公の視聴率が悲惨なのだ。それなのに、近年の大河は1年ごとに女主人公を起用する。しかも、今年は井伊直虎というマイナーな人物。知名度のない歴史上の女性たちをやたらと活躍させようとしている。「すべての女性が輝く社会づくり」を掲げる安倍内閣の政治理念に共感したのだろうか。謎は深まるばかりだ。目下の目標は、昨年の大河「真田丸」平均視聴率16・6%を超えることだろう。しかし、あれだけ人気の戦国武将・真田幸村をもっても、裏番組「イッテQ」の牙城を崩すことはできなかった。「桶狭間の戦い」のような奇襲を用いなければ、裏番組を攻略するのは難しい。そんな中、直虎が男かもしれない…という新たな史料が見つかったという。もしかすれば、これが奇襲作戦?最後が男だったというオチ。ん~、僕が制作者なら、それは却下だ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
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