「わかやま市在宅医療安心ネットワーク」市民公開講座を開催

医療や介護の支援を受けながら、老後も住み慣れた地域で

地域で老後の生活を支える体制づくり

市民公開講座で、地域の医療や介護・看護の専門職がアドバイス

市民公開講座で、地域の医療や介護・看護の専門職がアドバイス


高齢化が進むにつれ、医療や介護ニーズが今後さらに高まることが予想されます。皆さんはどのような老後の暮らしを思い描いていますか?

高齢者一人一人が、住み慣れた地域や場所で必要な医療・介護のサービスを受けながら暮らせるように、和歌山市では在宅医療の拠点づくりが進んでいます。平成24年度には、中谷病院(同市鳴神)が国のモデル事業として、在宅医療連携拠点事業を展開。25~27年度には、同院のほか、宇都宮病院(鳴神)、河西田村病院(島橋東ノ丁)など5病院が拠点事業所に。地域における在宅医療連携体制の構築、24時間365日の医療体制の構築、さらに在宅医療に関する普及・啓発活動などを行ってきました。

こうした医療機関に加えて、行政や医療・介護関連機関などが連携して「わかやま市在宅医療安心ネットワーク」を組織。高齢者になっても患者や家族が安心して療養できる在宅医療の提供体制を構築しようと取り組みがされています。地域のかかりつけ医や病院、薬剤師、ケアマネージャー、訪問看護師などがそれぞれにネットワークを組織し、横断的につながることで、医療や看護、介護が必要となった場合に地域で支援できるような体制作りが進められています。また、和歌山市医師会には「在宅医療サポートセンター」が設置されました。

3月26日には、同ネットワークの市民公開講座が和歌山ビッグ愛(同市手平)で開催。

テレビなどで活躍している、生活ジャーナリスト・いちのせかつみさんを迎えた講演をはじめ、老後の住宅事情や介護予防、訪問看護についてなど「和歌山市の老後の生活いろいろ話」を各分野の専門家が話しました。約200人の市民が参加し、それぞれの話に耳を傾けました。

高齢化社会に向け、支援体制も変化しています。老後をどのように暮らしたいか、そのためにはどんなことが必要になるのか―。具体的なビジョンを考えるとともに、地域にどのような受け皿があるのか、知っておくことが大切です。

在宅医療の相談窓口 和歌山市医師会在宅医療サポートセンター
電話 073(427)1411
ケアマネージャーなどの相談窓口 和歌山県介護支援専門員協会
電話 073(421)3066
訪問看護の相談窓口 和歌山県訪問看護ステーション連絡協議会
電話 073(435)0703
和歌山市の窓口1 地域包括支援課
電話 073(435)1197
和歌山市の窓口2 和歌山市保健所総務企画課
電話 073(488)5108

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