「なんで?」攻撃には「なんでだと思う?」と質問返し

 子どもが2歳を過ぎると「なんで? どうして?」という問いかけがぐんと増えます。納得するまで「なんで?」を続けるので、きりがなくてうんざりするというお母さんも多いものです。

 実は、2歳は人生で一番知能が発達する時期。この時期に「なんで?」という疑問を持ち、解決したいという願望を持つのはとても自然で大切なことなのです。お母さんは、できるだけ子どもの「なんで?」に寄り添ってあげたいものですが、突拍子もないことを聞いてくるので、答えるのが難しいこともありますよね。

 そんなとき、ぜひ試してもらいたいのが「なんでだと思う?」という質問返しです。最近は、スマホの普及で疑問に思ったことはすぐに検索できるようになりましたが、子どもの知能を育てるには、すぐに答えを提示するよりも自分で考えさせることが大事です。

 「なんでリンゴは赤いの?」。そんな風に聞かれたら、ぜひ「なんでだと思う?」と聞いてみてください。子どもによって、さまざまな答えが返ってくることでしょう。中には、「リンゴは恥ずかしがり屋さんなのかな」など、かわいい答えがあるかもしれません。

 正しい答えを導くことが大切なのではなく、子どもがイマジネーションを広げて考えること自体に意味があります。子どもが出した答えを「なるほど、面白いね」「あなたはそう思うのね」と受け止めましょう。認められた子は考えることに喜びを見いだし、ますます頭を使う習慣が身に付くことでしょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年4月26日号「景色やグルメ、レジャーをとことん楽しむ GWは紀美野町にお出かけ」
     山に囲まれ、自然豊かな景色が広がる紀美野町。最近は飲食店などが増え、人気のスポットになってます。…
  2. プレミア和歌山認定品の毬玉アクセサリーや天然石や真鍮のアクセサリー、ビーズ・スパンコール刺繍の…
  3. リビング和歌山2025年4月19日号「高品質ブランド由良にんにく」
     一度食べたらニンニクの印象が変わるという「生ニンニク」。とれたての新鮮な香りやじっくり加熱すれば…
  4. リビング和歌山2025年4月12日号「地域を変える! サテライトやシェアオフィスからビジネス創出へ」
    多様な働き方が求められる現在、本来のオフィスとは離れた場所で仕事ができる「サテライトオフィス」など…
  5. リビング和歌山2025年4月5日号「関西パビリオン・和歌山ゾーンの魅力に迫る いよいよ開幕、万博へ!」
     開幕に向け、注目が高まる“大阪・関西万博”。会場に足を運んでみないと分からない楽しさやワクワクが…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/4/24

    2025年4月26日号
  2. 2025/4/17

    2025年4月19日号
  3. 2025/4/10

    2025年4月12日号
  4. 2025/4/3

    2025年4月5日号
  5. 2025/3/27

    2025年3月29日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る