「すごいね!」を 「できたね!」に変えて 子どもの自信をつけよう

「自信を持って人生を歩んでほしい」、そこで褒めて育てようと思うお母さんは多いでしょう。「すごいね!」「えらいね!」と言うと子どももとても喜んでくれますね。実は、この「すごいね・えらいね」は結果を評価する言葉で、子どもの自信を築くどころか、全く逆に作用する場合があるのです。

 結果を褒められ続けると、子どもは結果が良くないとダメなんだと思うようになります。すごい自分でないと、えらい自分でいないと褒められないと思ってしまうのです。その結果、できると分かっていることだけする、できないことは最初から挑戦しない、という消極的な態度を身につけます。本当の自信とは、自分を信じられること。自分はできる、大丈夫、と思えると、困難にも挑戦して打ち勝つ強さを手に入れます。そのためには、結果ではなく変化を褒めるとよいのです。

 「あ、今できたね!」「昨日はできなかったことが、今日はできたね」。こんな風に子どもの変化を認めて言葉にすることが「お母さんはいつもあなたを見ている」というメッセージになります。すると、子どもは「失敗してもお母さんが見てくれているから大丈夫」と信じられ、安心します。そして、さまざまなことにチャレンジできるようになるのです。子どもの自信を育むのは、結果ではなく過程の努力や変化を認める言葉。「すごいね」を「できたね」に変えて、子どもの自信を育みましょう。きっと生涯に渡って、困難に立ち向かう強さを手に入れることができるでしょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPキッズコーチングマネジャー
https://momsknack.com/

子育て・教育

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