協会けんぽインフォメーションvol.12
マイナンバーカードで病院受診
対応可能な医療機関が拡大

病院を受診するときに欠かせない「健康保険証」ですが、春は就職や転職、引っ越しなど、保険証の切り替えが起こりやすい季節です。保険証が手元になく、不便さを感じたことのある人もいるのではないでしょうか。

保険証は、資格のある期間しか使うことができません。会社で健康保険をかけている人(本人)であれば、扶養家族も含めて退職日まで。また、扶養家族が就職や収入超過などで扶養を外れる場合は、扶養を外れる日の前日までです。資格を喪失後に誤って使うと、健康保険で立て替えている7割分の医療費が本人に請求されますので、注意してください。

2021年10月から、病院や薬局でマイナンバーカードを健康保険証として利用できる仕組みが本格的に始まりました。カードのICチップにある電子証明書で、加入している健康保険の資格を確認できることから、保険証の切り替えを待つ必要がなく、手元にない期間でも受診できます。

和歌山県内では2月末時点で約320機関が対応しており、その利便性はますます高まっています。保険証利用の申し込みは、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」から行ってください。(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)

マイナンバーカードを
保険証として利用するメリット

①本人が同意すれば、初めての医療機関でも、特定健康診査の情報や今までに使った薬剤情報を医師と共有でき、健康管理や医療の質の向上が期待できます

②マイナポータルから医療費通知情報を確認できます。また、確定申告の医療費控除手続きで、医療費通知情報を自動入力することができ、手続きがより簡単になります

③限度額適用認定証がなくても高額療養費制度の限度額を超える支払が不要になります

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