大河ドラマ不調の影響で 注目のドラマとは!?
今一つ不調な今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。20話では関東の視聴率が9.4%にまで落ち込んだ。その原因は、吉田松陰の妹というマイナーな人物を主人公にしたことや、脚本のせいだと言われている。また裏番組の「イッテQ」が好調なことも大きな要因。
そんな中、大河の不調のおかげで恩恵を受けているドラマがある。日曜夜9時から4チャンネルで放送されている「天皇の料理番」だ。放送時間帯も違うのに、なぜ影響を受けているのか?それは、「花燃ゆ」で消化不良を起こしている時代劇ファンのニーズをつかんだドラマだからだ。大正・昭和初期という時代設定、主役・佐藤健の演技力、原作をベースに作り込まれたストーリーなど、どれも大河と比べ遜色ない。初回の視聴率も、15.1%(関東)と今期ドラマで2番目の数字だった。この日曜夜9時・TBSドラマ枠は、「半沢直樹」や「JIN」などストーリー重視のドラマが、今まで高い数字をマークしている。ドラマで出てくるコース料理のように、最終回まで満足させてくれるか、注目だ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
※次回は6月13日号に掲載
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