エコでスマートな新常識
制服リユース
- 2025/1/30
- フロント特集
高校生の制服や体操服などをそろえると、公立でも約7万円以上の出費が必要です。役目を終えた制服が新たな持ち主のもとで再び活躍する「リユース制服」なら、低価格で、環境にもやさしい。そんな一石二鳥の選択肢が注目を集めています。
高額制服の悩みを解決!
制服を賢く選ぶ時代
子どもが着ていた制服、「処分するにはもったいない」と思った経験はありませんか。今は、必要な人にバトンタッチしてリユースしてもらう時代。NPO法人として「制服リユースショップKAKAYA」(和歌山市神前)を運営する木野歩美さんを訪ねました。
木野さんが制服リユースを始めたのは、子どもが転んで新品の制服を破いたことがきっかけでした。裁縫の経験があった木野さんは、破れた制服を自分で縫ったものの、「お母さん、やっぱり恥ずかしいから新品を買って」と子どもに言われ、高額な制服を買うことにためらいを感じたそうです。「同じように思う人は多いはず。もっと手軽に制服を買える仕組みがあれば」との思いから、2019年に制服リユース活動を開始しました。
不要になった制服を専用ボックスで回収、必要に応じて修繕した後、クリーニングし、リユース制服として低価格で販売しています(下記参照)。
成長期の子どもに合うサイズを気軽に買える「リユース制服」。進学準備の選択肢に入れませんか。また、役目を終えた制服は、近くの回収ボックスへ(詳細次項)。
和歌山県内の学生服など1000点以上が並ぶ
制服リユースショップ KAKAYA
木野さんは普段は夕方まで事務職として働き、退勤後や休日に同店の業務を行っています。合格発表後や、入学準備をするシーズンになると、問い合わせの電話が鳴りやまず、仕事の合間を縫って対応。リユース制服は、冬服・上(6600円から)、冬服・下(4400円から)、夏服・上(2200円から)、夏服・下(3300円から)と、新品価格の約3分の1以下の価格。和歌山県内の各学校、サイズによって仕分けられた制服1000点以上が店内にずらりと並んでいます。「最近の中学校は体操服登校が多くて、ほとんど制服を使わないまま卒業することも珍しくないんです。もったいないでしょ?」と木野さん。制服が必要な人は、LINE(ライン)で問い合わせを。
電話 | 080(6114)9578 |
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住所 | 和歌山市神前529-5 |
営業日 | 月~金曜は要相談、土・日曜、祝日は午前10時~午後5時 ※LINE(@kakayaで予約) 完全予約制のため、予約のない日 |
駐車場 | あり |
HP | http://kakaya2020.com/ |
@_hug93_ |
使わないものに新たな価値!
誰かの“必要な物”に
制服リユースまでの手順
01 制服や体操服を預かり(または、専用ボックスから回収)、スタッフがチェック
02 必要に応じて修繕、名前の刺しゅうなどはほどく
03 クリーニング 学校やサイズ別に仕分け
04 学校名、性別、身長、体重、ウエストを記入して、在庫をLINEで確認、来店予約
05 試着して購入!
制服回収ボックス 設置拠点
常時 | 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛 1階ロビー(和歌山市手平) |
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期間限定 2025年3月1日(高校卒業式) ~5月31日まで |
きのくに信用金庫 本店(和歌山市本町)、和歌山支店、 堀止支店、六十谷支店、 河西支店、内海支店、岩出支店 |