「人は大きな力に生かされている」〜加山雄三インタビュー 〜
- 2015/3/5
- 大人リビング
芸能生活55周年を迎え、現在、ファイナルコンサートツアー中の加山雄三さん。「海と音楽」といえば、その日焼けした爽やかな笑顔がすぐに浮かんでくるほど。加山さんの音楽は同時代に青春を送った人、ヒット曲を聴いて育った人々の心にも深く刻まれています。そんな“永遠の若大将”に、人生観と新たな夢などを聞きました。
人生の節目で新たな目標に挑戦
喜寿を迎えた昨年、日本武道館の単独公演としては最年長記録を更新。さらに秋の叙勲で旭日(きょくじつ)小綬章を受章し、順風満帆の加山さん。
その人生哲学はいたって明快。「サムシンググレートといっているのですが、自分は何か大きな力の中に生かされていると思っています。そして、大勢の人に支えられて生きていることを常に忘れないようにしている」と言います。
ここ20年近く、毎年コンサートを続けてきたのも、自分が生きている役割を果たすため。「人間にはそれぞれ役割があります。僕の場合は人が幸せに思うことを実行すること。ファンに喜んでもらったり、元気になったと言ってもらえることが僕の喜びにつながっています」
52歳でたばこを止め、60歳できっぱり禁酒、そして77歳で全国ファイナルツアー。人生の節目で新たな目標を掲げ、有言実行に移すことが、加山さん流の生き方であり、美学のようです。「目標を持ったり、やる気を起こしたり、自分の心の内に向かうことが人生にとって大切」だという加山さん。
次なる目標も壮大です。自身で設計する災害救助船を完成させ、80歳で7つの海を巡るのだとか。地球環境問題にも熱心な加山さんらしく、船は自然再生可能エネルギーで走行。「7大陸最高峰を制覇した三浦雄一郎さんにならい、僕も海を制覇したい」と、夢を膨らませます。
6月20日には、そんなロマンチストの加山さんに会える和歌山公演が開催されます。和歌山は加山さんにとって忘れられない思い出の地。「白浜港に初めて寄港したとき、浅瀬が多くて迷ってしまい、地元の漁師さんに助けられたことがありました。1号目の光進丸のブリッジには、地元のおばあちゃんからプレゼントされた珊瑚(さんご)をずっと飾っていましたよ。“生加山”として会えるのは最後になるので、ぜひ来てほしいですね」。
47都道府県52会場を回る今回のファイナルコンサートでは、懐かしい曲から新曲まで全45曲を披露。デビュー前から現在に至るまでの歴史を映像とともにたどる演出となっていて、世界で1枚しかない貴重な写真も。
「音楽は生涯の親友」という若大将の最後のツアーは、ファンにとっても青春時代が蘇る思い出のステージになりそうです。
加山雄三ファイナルコンサートツアー“若大将EXPO~夢に向かっていま~”
永遠の若大将である加山雄三さんにとって、最後の全国ツアー。47都道府県すべてのファンに、夢と感謝を歌で届けます。和歌山公演は3月7日(土)から前売り開始!
日時 | 6月20日(土)開演午後5時(開場午後4時15分) |
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場所 | 和歌山市民会館大ホール |
入場料 | 7000円(指定席) |
発売所 | チケットぴあ ☎0570(02)9999(249-445) ※0570(02)9510 ローソンチケット ☎0570(08)4005(54176) ※0570(08)4654 CNプレイガイド ☎0570(08)9999 ※0570(08)9902 イープラスhttp://eplus.jp 和歌山市民会館 ☎073(432)1212 HITSイシイ小松原本店 ☎073(422)6796 ※は3月7日午後6時までの特別電話 |
問い合わせ | テレビ和歌山 ☎073(455)5721 和歌山市民会館 ☎073(432)1212 |
読者ペア3組にコンサートツアー
オフィシャルグッズプレゼント
希望者はハガキまたはEメールで応募を。〒住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒640-8557(住所不要)和歌山リビング新聞社「加山雄三」係、またはliving@waila.or.jpの同係へ。3月11日(水)必着。当選発表は発送をもって代えます