校区外から加太小・中学校への就学が可能に
アットホームな学校生活を
- 2021/11/18
- フロント特集
来年度から、和歌山市立加太小・中学校に通学区域以外の子どもも就学が可能に。大規模の学校とは違った環境で学ぶ子どもたちに会い、両校ならではの学校生活を見せてもらいました。
加太小学校
1876(明治9)年に「新出小学校」として開校し、今年で創立145年を迎えました。学年を超えて一緒に遊ぶなど、仲の良さが特徴です
加太中学校
1876(明治9)年に「新出小学校」として開校し、今年で創立145年を迎えました。学年を超えて一緒に遊ぶなど、仲の良さが特徴です
加太駅から徒歩約5分
1876(明治9)年に「新出小学校」として開校し、今年で創立145年を迎えました。学年を超えて一緒に遊ぶなど、仲の良さが特徴です
幼・小・中で連携した教育
環境を生かし、地元内外の人と交流
人口減少や少子化などで進む学校の統廃合。学校が教育だけでなく、地域をつなぐ重要な役割となっている地区においては、存続を強く願う住民の声も―。集団での学びを確保する解決策として、決められた学区外からでも就学できる学校選択制の小規模特認校制度を導入する自治体も少なくありません。
そんな中、子どもの数が減少している和歌山市立の加太小・中学校が、県内で初めて小規模特認校に認定されました。この制度は、少人数での教育の良さを生かした、きめ細かな指導や特色ある教育を行うもの。和歌山市教育委員会によると、両校は、南海電鉄の加太駅に近く、通学に便利な立地や、幼稚園と小・中学校が隣接していることを生かし、連携した教育を行っていることなどが制度を導入する決め手になったといいます。
また、海と山に囲まれた自然環境や地元の文化・産業を取り入れた学習の他、近くに国際交流の拠点や大学の研究室などもあり、授業以外にも、さまざまな出合いや経験、学びの機会があるといった特徴もあります。
転入学は来年度からで、現在、学校見学会も開かれています。次項では、両校の子どもたちに学校生活の一部を紹介してもらいます!
小学校
新緑の時期、恒例のまち歩きが行われます。加太駅や郵便局、飲食店などで話を聞き、地元のことをより深く知る機会
小学校
5年生は加太で取れる海藻について学習。夏の磯遊びに始まり、漁師からヒジキ漁の話を聞くなど、子どもたちは興味深々です
小学校
6年生は加太の海で取れた天草について学習。地元の人を講師に招いて、寒天作りにチャレンジ。レシピ通りに作れるかドキドキの様子です
中学校
今は距離を取り、黙食ですが、以前は向かい合ってにぎやかに食べていました。日々の活動を伝える同校のホームページで毎日、メニューが紹介されます
中学校
月1回、ALT(外国語指導助手)を迎えた英語の授業。アットホームな雰囲気で学習しています。休けい時間はみんなでおしゃべりを楽しむ姿が
中学校
約2年前、市立青少年国際交流センターを訪れたフランスのトゥーロン市マーキザンヌ中学校と定期的に交流。異なる文化や言語に触れ、海外に興味を持つ子も
転入学の申請や問い合わせ
募集人数 | 小学1年生~中学3年生(来春)、各学年数人 |
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就学条件 | ①和歌山市内在住 ②加太小・中学校の教育活動を理解し、協力できること ③通学は保護者の責任で行うこと ④原則卒業まで就学すること |
申請方法 | 12月28日(火)までに申請書類を提出 (午前8時半~午後5時15分 ※土・日曜、祝日除く) ※申請書は加太小・中学校と和歌山市教育委員会学校支援課で配布、または同会のホームページ(下記)からダウンロード |
申請後の流れ | 各学校長と面談で情報交換 |
転入学の通知 | 1月中に保護者に通知 |
申請・問い合わせ | 073(435)1139 和歌山市教育委員会学校支援課 ※定員に達しない場合、2月上旬から2次募集あり、詳細や申請書については和歌山市教育委員会のホームページで確認を
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HP |
和歌山市教育委員会のホームページ、学校教育「小規模特認校制度」から、詳細を確認できます |
学校見学会
期間 | 12月23日(木)まで(土・日曜、祝日除く) ※要予約 |
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内容 | 学校長からの説明、校内見学 |
問い合わせ | 加太小学校 073(459)0049 加太中学校 073(459)0004 |
申請後の流れ | 各学校長と面談で情報交換 |
\ 学校の様子はこちらから /
加太小学校HP
https://www.wakayama-wky.ed.jp/kada-es/
加太中学校HP
https://www.wakayama-wky.ed.jp/kada/