和歌山市初! 道の駅「四季の郷公園」、FOOD HUNTER PARK誕生
自然の中でワイルドに遊ぶ
- 2020/7/16
- フロント特集
和歌山市近郊の人たちになじみ深い「四季の郷公園」。エントランス部分がリニューアルし、「FOOD HUNTER PARK」として生まれ変わり、和歌山市初の“道の駅”としても登録されました。新たなコンセプトで稼働し始める公園を紹介します。
7月18日(土)にグランドオープン
レストランや産直、24時間のパーキング
和歌山市の郊外にある「和歌山市四季の郷公園」で行われていたエントランス部分のリニューアル工事が完了し、「FOOD HUNTER PARK」として、いよいよ7月18日(土)にグランドオープンします。
阪和自動車道和歌山南SIC(スマートインターチェンジ)の開通に合わせ、和歌山市は周辺地域の活性化を目指し、同公園のリニューアルを計画。今回のオープンはその第1弾で、公園のエントランスを味覚ゾーンとし、飲食施設や農産物直売所、BBQ(バーベキュー)スペースなどを整備。さらに、24時間利用できる駐車場やトイレも設け、和歌山市で初めての“道の駅”としても登録されました。
整備に当たり、同市は初めてDBO(デザイン・ビルド・アンド・オペレート)方式を採用し、9社から成るグループ会社に設計、建設、管理運営を一括して発注。9社の代表は「日本旅行」と「JR西日本コミュニケーションズ」で、「和歌山電鐵」「城善建設」「サンライズ」「海南社」の地元企業などが名を連ねます。 「FOOD HUNTER PARK」は縄文時代のワイルドな自然をイメージ。これまでとは趣が違った、新たな公園の玄関口が訪れる人たちを出迎えます。
野生を遊ぶ“非日常”にワクワク!
アウトドア派じゃなくても“外”を楽しむ
開業記念の大抽選会、8月31日まで
“Be Wild(ビー・ワイルド)、野生を楽しもう”が、四季の郷公園エントランスに姿を現した「FOOD HUNTER PARK」のテーマ。土器を使い、狩りをし、木の実を食べ、人々が自然に寄り添いながらその恵みを最大限に取り入れていた縄文時代をイメージし、公園や周辺地域の特徴を存分に生かした野趣あふれるゾーンが誕生しました。
パーク内は5つのエリアで構成され、その核となるのは、農産物直売所の「水の市場」と、地域食材レストラン「火の食堂」。水の市場は以前あった産直施設を建て替え、火の食堂は「ネイチャーセンター」をリノベーション。隣接する広場に設けられたBBQサイト「炎の囲炉裏(いろり)」も象徴的で、地元産のジビエソーセージや熊野牛、また、園内で農業体験をして収穫した野菜などをその場で焼いて食べることもできます。
水や火、土、そして緑の木々…、自然の中に身を置く心地よさ。現在の都市的な生活とは違った“非日常”を手軽に体験できる場所として、年代を問わず幅広い人気を集めそうです。
7月18日のオープンから8月31日(月)までは、「開業記念大抽選会」を開催。期間中は、園内の飲食や物販1000円ごとに抽選補助券が1枚もらえ、5枚で1回抽選可能。抽選会の実施は、9月4日(金)と5日(土)。抽選会では、旅行券10万円分・3万円分や、オリジナル商品の詰め合わせなどが当たります。
ロゴにもあしらっている“ヤツ”はFOOD HUNTER PARKのキャラクター。縄文時代からこの公園にひそかにすんでいた謎の生き物。園内のあちらこちらにヤツが潜んでいますので、探してみてくださいね
池のほとりにたたずむ、曲線を描いたユニークな建物。壁一面の窓からは涼し気な水面と緑の木々を眺め、森の中にいるかのような感覚で買い物が楽しめる農産物直売所。池からの気化熱を吸い上げ、屋根に施されているウインドカウルに空気が循環する仕組みで、室内に居ながら自然の心地よさを感じられます。
地元の契約農家などによる旬の野菜や果物などの農産物をはじめ、和歌山の特産品や加工品、オリジナル商品が豊富にそろっています。道の駅「四季の郷公園」の記念きっぷも販売(180円)。
天井に向かって伸びる大木に目を奪われる、まさにワイルドなレストラン。木を囲む巨大なダイニングテーブルは、地元和歌山の廃材を利用して作られたもの。
テレビドラマ「深夜食堂」のフードスタイリングなどを手掛ける料理研究家・飯島奈美さんがメニューを監修。梅干しやしょう油、金山寺みそなど和歌山の食材を活用した料理が提供されます。
食堂「炊所(かしぎしょ)」
手作りのかまどで炊いたご飯とともに、しょう油や梅酢をきかせた料理が味わえます
カフェ「焙所(あぶりしょ)」
自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆をサイフォンでゆっくりといれたコーヒーやスイーツを提供
ベーカリー「焼所(くべしょ)」
和歌山県に工房を構えるイギリス人職人・ドミニクアレンさんによる石窯で、毎朝自家製パンを焼き上げます
芝生広場の一角はBBQサイト。直径約3mの大きな囲炉裏からは煙が立ち上り、水の市場などで調達したジビエソーセージや野菜などを焼いて、その場で味わうことができます。備品を現地でレンタルし(食事を注文した場合は無料貸し出し)、タープを張ってサイトで楽しんだり、約10人を収容するTIPI(ティピィ)も建てられています。
農家の指導で野菜を栽培できる体験農園(全58区画)。農具や肥料、野菜の苗・種は準備されているので、手ぶらで訪れ、初心者でも楽しみながら“農”を体験できます。
1区画2万5000円 (8月から半年間)
申し込みは7月22日(水)までに下記へ郵送またはメール
申込書は和歌山市のホームページからダウンロード
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/
(ID:1029650で検索)
NPO法人さんどう
〒640-0301和歌山市木杭228-1
npo.sando@gmail.com
名称 | 道の駅「四季の郷公園」 FOOD HUNTER PARK |
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住所 | 和歌山市明王寺479-1 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 ※7月18日は記念式典終了後に開業するため、水の市場は午前10時半から、火の食堂は午前11時半からの開業予定、19日(日)以降は通常営業時間となります |
定休日 | 12月30日~1月3日 |
お問い合わせ | 水の市場 073(499)4370 火の食堂 073(499)4270 |
備考 | 7月18日は和歌山電鐵伊太祈曽駅から臨時無料シャトルバスが運行 (詳しくはホームページを)https://fh-park.jp/ |