ニュースポット続々誕生 行こうよ!「道の駅」
- 2015/9/3
- フロント特集
交通網の整備が進む和歌山県内、車での旅が快適になりました。そんな中、新たな道の駅も次々と登場。個性あふれるいくつかを紹介します。
地元の魅力発信地として活躍
道の駅巡りの旅に出ませんか
紀の国わかやま国体の開催が近づき、和歌山県下のさまざまな道路が開通、車での移動が便利になりました。それに伴い、新しい道の駅が続々オープンしています。
今年、京奈和自動車道「紀北東道」(高野口IC〜紀の川IC)が開通し、5月1日に道の駅「かつらぎ西」が登場。さらに、京阪神と紀南を結ぶ高速自動車国道「紀勢自動車道」(すさみ南ICまで)が開通、8月2日には「くちくまの」が開店しました。9月5日(土)に国道42号線沿いにオープンする「すさみ」、平成28年度オープン予定の「たいじ」は、国土交通省が選定する「重点・道の駅」に選ばれています。
道の駅は、ドライバーの休憩場所、沿道地域の文化や歴史、名所、特産品などの情報発信の場として、さまざまなサービスを提供。2面では、それぞれの魅力や設備を紹介します。ドライブの合間の休憩場所として利用するのはもちろん、〝道の駅巡りの旅〞をするのも楽しいかも。行楽シーズン、遊びに出掛けてみてはいかがですか。
寄ってみよう!個性が光る道の駅
歴史や観光情報、その地域ならではのおいしい食べ物など、各所の個性がギュッと詰まっています。ドライブや旅がより楽しくなること間違いなしです。
1 9月5日(土)オープン 道の駅 すさみ
電話 | 0739(58)8888 |
---|---|
住所 | 西牟婁郡すさみ町江住(えすみ)808ノ1 |
接する道路 | 一般国道42号 |
駐車場 | 69台(大型車9台、普通車55台、身体障害者用5台) |
トイレ | 24器(男性10器、女性11器、身体障害者用3器) |
屋内は和食専門店「信濃路」が運営。白壁、地元のヒノキを基調に、さわやかな木の香りでリラックスできる空間です。“訪れる人の記憶に残る道の駅”というコンセプトのもと、すさみ町の魅力をたっぷり味わえるコーナーが多数そろいます。12月頃には、すさみ町やその周辺の観光情報をきめ細かく紹介する観光案内人(コンシェルジュ)を置く予定。南紀熊野ジオパークなどの地域資源と連携し、地域の観光ゲートウエイとして活用が期待されます。また、防災拠点としての役割を担うことから重点「道の駅」に指定されています。
ふるさと体験コーナー
SUSAMI CAFE(スサミカフェ)
オープンキッチンがあり、さまざまな体験ができます。地元住民にとってのコミュニティーとしても活躍。郷土料理「さんまずし」や「いももち」の料理教室を実施予定。
平成28年度以降完成予定
防災備蓄拠点
非常時貯水槽、防災備蓄倉庫、災害用トイレ、非常用電源、炊き出し用のかまどを設置。災害時の救援ルート確保のための資材・機材も保管します。津波による被害を受ける地区の避難場所、緊急車両や支援物資が集まる広域防災拠点として整備。食べられる草木を植えて、ネームプレートにはレシピも記載されます。
南紀すさみの恵み食堂
蒼海(そうかい)
自然のビューポイント「すさみ八景」に選ばれている江須崎を望む開放的な食堂。夕日が水平線に溶けるように沈む様子は必見の美しさです。絶景を眺めながら、地元の海や山の幸を使った料理でぜいたくなひとときを。
9月13日(日)オープン予定
すさみ町立 エビとカニの水族館
ユニークな水族館が、同敷地内に移転。
営業時間 | 午前9時~午後6時(10~3月は5時まで) |
---|---|
定休日 | 無休 |
入館料 | 大人800円、小中学生500円、幼児(3歳以上)300円 |
電話 | 0739(58)8007 |
2 道の駅 くちくまの
電話 | 0739(34)3030 |
---|---|
住所 | 西牟婁郡上富田町岩崎555ノ5 |
接する道路 | 紀勢自動車道 |
駐車場 | 44台(大型車7台、普通車35台、身体障害者用2台) |
トイレ | 20器(男性8器、女性11器、身体障害者用1器) |
上富田町、上富田町商工会が印南町のレストラン「かどや」とともに運営。野菜などをメーンに、同町ならではの特産品を販売しています。今月から、ミカンや梅干、栗など季節の味が次々に入荷予定。紀州備長炭で焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を、南紀の名水「えびね温泉水」で抽出したコーヒー(350円)もおすすめです。和歌山ラーメンなどをそろえるレストランでは今後、熊野牛を使ったコロッケ、カレー、コロッケバーガーを販売予定。
3 道の駅 かつらぎ西
電話 | 0736(22)7810 |
---|---|
住所 | 伊都郡かつらぎ町大字笠田東1271ノ28 |
接する道路 | 京奈和自動車道 |
駐車場 | 56台(大型車19台、普通車35台、身体障害者用2台) |
トイレ | 11器(男性5器、女性5器、身体障害者用1器) |
「まちづくりかつらぎ」が運営。“フルーツ王国かつらぎ”という町の呼び名の通り、キウイ、スモモ、梅、桃、ブドウ、梨、柿、かんきつ類…と季節ごとにみずみずしい果物が並びます。他、「柿の葉寿司(ずし)」「鮎(あゆ)寿司」「じゃこ寿司」なども一押し。レストランに加え、お菓子やテークアウトしたコーヒーを持ち込める、広々としたイートインスペースが。無料Wi-Fiサービスも利用できます。また来春、下り線にも同じく道の駅「かつらぎ西」がオープン予定。
4 平成29年度オープン予定 道の駅 たいじ
住所 | 西牟婁郡太地町大字森浦143ノ1 |
---|---|
接する道路 | 一般国道42号 |
駐車場 | 57台(大型車5台、普通車50台、身体障害者用2台) |
トイレ | 23器(男性13器、女性9器、身体障害者用1器) |
太地町の玄関口である森浦地区に建設予定。すさみ同様、コンシェルジュを置いて観光案内に力を入れます。また、「森浦湾鯨の海構想」の拠点として、森浦湾で飼育されるクジラと触れ合う体験型の環境学習、古式捕鯨の発祥地としてクジラとともに歩んできた、歴史や文化の情報発信に役立てられる予定です。