和歌山カフェ旅 Vol.3 湯浅町

20141220cafe-01

醤油(しょうゆ)発祥の地として名高い湯浅町。ゆっくり街を散策しながら、そのルーツと今も息づく文化に触れてみませんか。

玄関土間で靴を脱いで上がる店内は、田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような落ち着いた雰囲気。昭和レトロなグッズが並びます

玄関土間で靴を脱いで上がる店内は、田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような落ち着いた雰囲気。昭和レトロなグッズが並びます

白壁の土蔵や格子戸、虫籠窓など、醤油の発祥地として繁栄した当時の町並みが今も残る湯浅町。この懐かしい景観は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

のんびり散策していると、ふわりと漂ってくる醤油の香り。その匂いの元をたどると、行き着いたのは天保12(1841)年創業の「手づくり醤油角長」。蔵に住み着く天然酵母によって生まれた醤油は、香り高く深い味わいです。昔ながらの製法で造られる角長の歴史を知ることができるのが、本店近くの「職人蔵」と「醤油資料館」。明治から昭和初期にかけて使用された道具を見学することができます。

続いて訪れたのは、江戸時代末期から昭和60(1985)年まで公衆浴場として開業していた「甚(じん)風呂」。現在は、リニューアルされ、資料館として一般公開されています。地元民の憩いの場として親しまれてきた貴重な文化遺産が並びます。

町を散策した後は、町屋をリノベーションした「北町茶屋いっぷく」へ。定食から甘味までメニューが豊富。また、2軒となりの「楠山商店」で刺し身や焼き魚を購入して、同店でいただくこともできるのも魅力の一つ。町家の外観からは想像できないほど広々とした店内は、ノスタルジックな雰囲気に包まれ、ついつい長居してしまいます。

1. 手づくり醤油 角長

仕込みおけ足踏みや、小麦引き割り機など、醤油造りの道具が展示されています

仕込みおけ足踏みや、小麦引き割り機など、醤油造りの道具が展示されています

住所 有田郡湯浅町湯浅7
電話 0737(62)2035
営業時間 午前9時~正午、午後1時~5時
休日 無休
入館について 職人蔵、醤油資料館ともに入館無料

2. 甚風呂

浴槽は立ったまま入浴する立ち湯の構造。奥は子ども風呂です

浴槽は立ったまま入浴する立ち湯の構造。奥は子ども風呂です

住所 有田郡湯浅町湯浅428
電話 0737(20)2033
営業時間 午前10時~午後4時(平日は正午~午後1時は休み)
休日 水曜、12月29日(月)~1月3日(土)
入館について 入館無料

3. 北町茶屋いっぷく

抹茶ぜんざい(500円)

抹茶ぜんざい(500円)

住所 有田郡湯浅町湯浅23
電話 0737(62)3300
営業時間 午前11時~午後6時
休日 月曜

20141220cafe-07

大人リビング

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  2. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  3. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
  4. リビング和歌山11月2日号「夜空を鮮やかに彩る伝統美県下唯一の花火製造会社」
     和歌山県のものづくり企業にスポットを当てたシリーズ、「すごいぞ! 和歌山の底力」。今回は、花火作…
  5. リビング和歌山10月26日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り ふんわり美味な「わかしらす」」
     「さかなをたべよう!」キャンペーンを今年展開している全国のリビング新聞ネットワーク。今号は、和歌…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  2. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  3. 2024/11/7

    2024年11月9日号
  4. 2024/10/31

    2024年11月2日号
  5. 2024/10/24

    2024年10月26日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る